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誕生日付近の圭

圭は元々貧乏な家暮らしだったので誕生日おめでとうはあっても「誕生日だからプレゼントを渡す」とか「誕生日だからケーキを食べる」とかそういう習慣はなかった。お金持ちのすることだと思ってた。

だから誕生日プレゼントを貰えることがびっくりすぎて嬉しすぎて別人になる。

 

尚「圭ー!誕生日おめっと!」
圭「ああ、さんきゅ」
尚「はいコレ!」
圭「…は?何だコレ」
尚「何って、誕生日プレゼントに決まってんじゃん!」
圭「…………は?」
尚「誕・生・日・プレゼント!!」
圭「え、な、は、」
尚「どう!?嬉しい!?」
圭「超嬉しい」
尚「でしょでしょー!?…え?」
圭「超嬉しいっつってんの!やべえお前いい奴だな!」
尚「…圭?」
圭「ありがとう大事にする!一生大事にする!!」
尚「一生なんてそんな…来年もあるんだし、さ?」
圭「ぶわっ」
尚「!?」
圭「感動で前が見えねえ」
尚「ななななんで泣いてんの!?拓兄ー!圭がおかしくなったー!!」

 

毎年嘘みたいに喜ぶ。
この後一週間は機嫌良すぎて別人。怒鳴ることもないし笑顔。愛想も良すぎて逆に怖い。